足 パンパン・・。

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毎年、楽しみにしている支流のひとつ。

年々釣り人の数も増え、以前のようなパラダイス的な場所ではなくなってしまったが
それでも本流の釣りとは一味も二味も違う、孤独で・・・そのうえ、なんだかモノノケを
遠くに感じながらの釣り。人間なんて・・・、などと自然の大きさと不思議さを
いっぺんに味会うことの出来る、別世界的な場所でもあるのです。

もちろん今までに何度も不可解な出来事や、感覚に遭遇した事もあり、
仲間内からも、この季節には欠かせない鳥肌ものの噂話も、
幾度と無く聴いている・・・。

いつもの事なら、そんな時は釣り道具を車に放り込み一目散に下山し
人気の多いところまで車を走らせ、もう二度と一人で行くもんか・・・
なんて、一応の反省をすれば数日後には忘れてしまうものなのだが
今回は勝手がちょっと違う・・・。

春先から、どこかの場所でトンネル工事をしているらしく、
本道からの入り口のところから、工事関係者の車以外は
一切を通行不能としているのです。
それではという事で、折りたたみ自転車を購入した訳でありまして、
そいつを車に詰め込み、ゲートに立っている黄色いヘルメットのお兄さんに
了解を得て、えっちらこっちらはるか山奥まで自転車こぎこぎという事に・・・(汗)
もちろん、お化けさんに遭遇してしまっても、ぷーさん出会ってしまっても
逃げる足は、その20インチの自転車に!(汗)
ま~、会わない事を祈るばかりで・・・。
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確かに釣り人が入り込んでないだけあって、かなりの魚が確認できる。
所々に、尺を超えるヤマメも確認できる。
林道から川の流れまで降りていくのもひと苦労な場所でもあるので、ここではガマン・ガマン。
とにかく、後ろ髪を引かれながらも目的の場所まで自転車を漕ぐ事に(ほとんど押していたが・・・)
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しまった・・・、失敗した・・・(涙)

どうやら上流部は、まだ早かった様子。
釣れども釣れども出てくるのは20cmクラスのヤマメばかり・・・。
30cmオーバーのイワナを目指してきたのに、こちらもシーズンが遅れている様子。
ウエーダーを履かずに、沢水に足を浸すと
「きっ・きゅわ~う~・・・!」
などと、こちらがモノノケ側に回ってしまったような奇妙なオタケビを上げてしまうくらい(笑)
どんな事を叫ぼうが、オナラをおもいっきりしようが、ひとりでヒップダンスを踊ろうが
誰も何も言ってくれるはずも無く・・・、
そう、ここは僕とモノノケ達しかいないのだから・・・(笑)
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などと言いながらも、100%天然の魚たちは良いもので、
引きといい、スタイルといい、色具合といい・・・。
夢中で釣りあがり、気がつけば6時半を少しまわる時間まで(汗)

ただでさえ薄気味悪い山奥で・・・、そのうえこんな時間まで・・・、
車まで4つのトンネルが、真っ暗で大きな口を開けて待っているし・・・。

小学生だった夏休み、竹竿を持って近くの川で魚釣りをし、
夢中になって釣っていると辺りは真っ暗になっていて、懐中電気なんて持っていなかった僕は
泣きながら転びながら家に着き、玄関で更にお袋に殴られた事を思い出しながら
ひたすら自転車を漕ぐ事に・・・。

いくつになっても釣り馬鹿は釣り馬鹿!
流石に帰ってから叱ってくれる人はいないので、別に慌てる事は無いのだが・・・・、そう恐いのです(笑)


意味の無いところで自転車のベルをやたら鳴らしてみたり、

数百メートル先の、あの木の所は一番気味が悪い所だから
何か出てきたらスピード上げられるように、今のうちは体力を温存しておこうなどと・・・(笑)

長い都内での生活でも色々と恐い事はあった。
飲んで絡まれた、その道の恐い方々には土下座して許してもらった事も・・・。

3年生活していたロンドンでは、日本人のくせに腰までのドレッドヘアーが気に入らないらしく
背後から、空き缶やら石ころが容赦なく飛んできた。
それでもレゲーの事を熱く語る僕に、親近感を持ってくれた黒人のお兄さん方は
いつの間にかファミリーとして向かい入れてくれ、気がつけばロンドン在住の黒人の
色々なイヴェントに招待されたり、ディナーに招待されたりと・・・、
その場を切り抜く術は誰より持っている筈の僕・・・だけど・・・。
お化けさんは・・・ちょっと・・・(汗)



行きにあんなに大変だった山道も、流石に下り坂なので数十分で着いてしまうことに(笑)


たいした事ないじゃん!

余裕余裕なんて、タバコをひとふかし♪

辺りはすっかり夜の支配下ではあるが、無事に車にたどり着いた事と
何も起こらなかった安堵感で、さっきまでビビリッぱなしだった自分を苦笑いしながら・・・。


大人だよ!

もう、いいオヤジだよん!!


言い聞かせるように、ひとり大笑い♪




:この後、折りたたみ自転車の折りたたみ方が分からず、
 暗闇の山の中で、あーでもない、こーでもない・・・と、
 再度恐怖を感じることに・・・。
 結局30分かかり、自転車を収納して帰る事に・・・(笑)
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by summerdun | 2011-06-15 18:59 | Fly Fishing
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