<   2014年 08月 ( 2 )   > この月の画像一覧

セミ合戦!

お腹がオレンジ色で、全体が黄色っぽいイワナが秩父イワナ(赤いワナ)
この釣りを始めた頃は、その程度にしか考えていなかったが、その赤イワナにも
2種類いることを知ったのは、だいぶ時間が経ってからの事なのです。
一般的に荒川水系のイワナの種はニッコウイワナ。
そして、釣り人の間で秩父イワナと言われているものの大半・・・いや、ほとんどが
このニッコウ系のイワナ族。もちろん、お腹は鮮やかなオレンジ色で、全体が黄色味おびている。
ここ数年、夏になると何かに取り憑かれたように藪沢に通うようになったのは、このもう一種の
イワナを釣りたくて、パックロッドを担いでいるわけ・・・。
この地区に住んでいる者にとってヤマトイワナって縁が薄いと思っていた。
もちろん自分もそうである。
そのヤマトイワナとの交雑種のイワナが本来の秩父イワナだって言う人もいる。
餌釣りをする、かなり年配の方々に聞くと、かなりの奥地まで行き、ロープを使って
滑る岩肌を下りていくような所でないと、もういないよ・・・。なんて、何度も聞いたことがある。
それでも、いつかお会いできるんではないかと期待をこめて、できるだけ奥に奥にと足を
向けてしまうのであります。

ここ最近、何度かお誘いをいただいたのに山歩きばかりしていて、一緒に釣りが出来ていなかったので
こちらから休みの前日にお誘いのお電話を!
明日、藪沢入りますが、一緒に行きますか!?なんて聞いてみたのだが、どうやら東京湾でシーバスの
予約を入れている様子で、どうしても行けないけど、来週は行けるから行こう!! ・・・と。
それでは仕方ありませんね・・・なんて言いながら、電話を切ること10分。
「やっぱ行く!!」  って、折り返しの電話!(w
後で聞いたら、暑いから・・・って事で、シーバスボートキャンセルしたらしい。
このお方しか出来ない理由ですね・・・はい。
c0136486_13361517.jpg

行ける所まで車で行き、後は歩いて下りれる所を探して右往左往・・・。
前日の夕立で滑る急斜面を枝にしがみつきながら谷底まで下りる。
岩井さんより、30mくらい下流に下りはじめた自分は、足元が突然崩れ、スライディングして数メートル。
こんな無様な姿、誰にも見られたくないし、あのお方に見られたら、しばらくは笑いのネタにされてしまう
ので・・・、恐る恐る上流の方に目を向けると、、全然気づいていない様子。
泥だらけになったお尻を流れで洗い、急いで上流に行き岩井さんに追いつくと、彼のお尻も泥だらけ!
平然とロッドを振られておりますが・・・同じく、転んだのですね(ぷっ!
c0136486_13495511.jpg

#10のテレストリアルのフライで釣りあがる自分と、終始セミフライで釣り通す岩井さん。
どちらも飽きないくらいに釣り上げながら、交互に奥へと進む。
ヤマメの姿が見えなくなり、イワナのみ釣れるようになった谷奥深く・・・。
獣臭が気になり始めたので、一言告げてから前日用意してきた爆竹を鳴らす!
「北海道では、心無いハンターがいて、鹿撃ちの時にヒグマに銃口を向ける奴もいるんだって!
それで威嚇射撃されたり、怪我を負ったヒグマが、爆竹の音に反応して、爆竹の音を聞くと
釣り人を襲うようになったんだって・・・。爆竹鳴らすと、逆に熊が近寄ってくるから鳴らさないほうがいいよ」



・・・・・!?


「・・・ここ秩父です!」 (w

「・・・・でもっ!!」 (怒


そんなどうでもいい会話が響き渡る。
はい!と ひとこと言えばいいことなのだが・・・嫌な自分(w

二人とも、プライドが高いようです(爆
c0136486_14289.jpg

セミの威力は凄い。
イワナの視界に入りさえすれば、岩の下からでもすっ飛んで来てフライを銜える。
あえて持っていかなかったセミフライだが、途中から岩井さんにいただき、
途中からセミ合戦!!
c0136486_146316.jpg

3回ほど尺をゆうに超える大物が、僕のフライに食いついたが・・・すっぽ抜け。
「3回チャンスあったんだからさぁ~、1本くらい釣れよ~・・・」
そんな言葉もお構いなく、来週のため!!
なんて言い訳してたら、じゃあ、来週もここ来よう!!って(w
c0136486_14141114.jpg
c0136486_14152686.jpg

やっと出てくれた・・・。
尺には足りないが・・・かなりヤマトの血が強い秩父イワナ。
うっとり眺めているこの魚にも、岩井さんはあまり興味なさそう・・・。

まぁ~いい。

来週は、尺釣ってみせます!(w

オリジナル セミフライで!!(爆
[PR]
by summerdun | 2014-08-20 14:29 | Fly Fishing

すぷらいと

c0136486_14164897.jpg

(中央の木の右脇の、小さい三角形の山が雲取山です)







なぜ、山に登るのか!?

仕事をしていて、よくお客様に聞かれる。

これといって、明確な答えらしいことは言えず、ありきたりの言葉で誤魔化してきた。
達成感  爽快感   自然との調和  
なんだかんだと色々とそれなりの言葉は出てくるが、いまいちピンとこないのが現状・・・。
まだまだ行ける!そう思い続けてきたが、最近の老眼らしき症状を認め始めた時から
体力、気力全てにおいて、少しずつではあるが衰えてきていることを再確認している。
だからといって今さら楽チンな事を選ぶはずも無く、まだまだ沢を歩きたいし野山も駆け巡りたい。
来年も10年後も同じように過ごすために、時々体を虐めているんですよ・・・なんて、説明しても
長ったらしくて・・・(w
だから、ここ最近は一言でこんな言葉を選んでいる、

これからの人生で、今日が一番若いんだから!!

老いは仕方ないが、衰えは遅らせることができると信じている。
そしてこれから何を挑戦するにも、今が一番若いって事も間違っていない。
だからこれからも、どんどんチャレンジするから・・・って(w
c0136486_14373780.jpg

真夏の雲取山は、本当に辛かった・・・。

13kgにもなるバックパックを背負い、6時間の道のりも
一人ぼっちで歩いてる山道は、自分自身の頭も心も空っぽにしてくれた。
滝のように流れ落ちる汗も、仕舞いには拭うことも面倒になり、そのままもくもくと歩き続けた。

大ダワを過ぎ、しばらくの尾根道を歩き最後の男坂を登り始めた時、ふっとある言葉を思い出す。
それなりの準備はしてきたつもりだし、衰えたとはいえ、休みの度にあちこちの渓流や沢を
歩き続けているのに・・・。   辛い・・・。

思い知らされる。

どう逃げ回っても必ず襲いかかるこの言葉・・・。
痛感させられる  はっきりと見せ付けられるって事(w

いや、もしかしたら自ら思い知る為に登っているのかもしれない・・・なんて・・・。

c0136486_1601232.jpg

裸電球が妙に懐かしく感じるが・・・もちろん、そんな生活なんてしたこと無い・・・。

c0136486_1611624.jpg

8時半に消灯なのでライトの明かりで読書するが・・・静か過ぎて、なんだかシーンという
雑音がうるさく感じる(w  分かってもらえるだろうか・・・。

c0136486_16102633.jpg

結局なかなか寝付けず、何度も外に出て星空と、遠くに輝く東京のネオンを東京で一番高い所から
眺めることに・・・。

c0136486_16182966.jpg
4時半起床、5時より朝ごはん!

さっさと食事を済ませ、サブバックに携帯電話とカメラを入れて雲取山頂まで。
携帯電話でとりあえず写真を撮ろうとするが・・・バッテリーが・・・あれれ(汗
ではカメラを・・・、うん!?無い・・・。
持ってきたつもりがどうやらバックパックに忘れたようす・・・。

はい、写真ありません。

暑くなる前に少しでも早く下山したいので、宿のスタッフの方々にお礼を言い、6時より昨日来た道を
足早に歩く。
c0136486_16201762.jpg

突然出てくる鹿に腰が抜けるくらい驚くが・・・鹿君はだいぶ人馴れしている様子。
草食動物に完全になめられているワタクシ・・・はい、これでも一応人間様!!
c0136486_16274539.jpg

今日はまだ、僕の前を歩いている人はいないはず。
緑のコケと緑の葉・・・。
木々の隙間からすり抜けてくる朝の光も、なんだか緑おびている様にも見えて美しい。

昨日の疲れは残っているが、そんな背景が背中を押してくれているようで
足取りはなんだか軽い。

休んでも腰は下ろさない!
本日のテーマを決めて歩き続ける。
一度、バックパックを降ろすと、ほんともう、歩きたくないよ~!になってしまうので、
大きな木に寄り添うようにして体を休め、筋肉が硬くなる前に歩き出す!そんなことを繰り返し4時間。
もうすぐ今回の登山も終わりを迎えようとしている時に、三峯方面からの登山者が!!
すれ違う時にお久しぶりです!! なんて・・・。
数年前に秩父から那須に移住されたお客様ではありませんか・・・。
「あれれ・・・どうしてここに!??」
そんな僕の質問が聞こえたのか、聞こえなかったのか・・・帰ってきた言葉は
「釣りですか!?」

!???   だって・・・。

笑いながら、川どこにあるのさ!!って聞き返したら
そうですよね・・・って(w

どこにいても釣りのイメージが染み付いているようで、嬉しいのか何なのか・・・はい。自分でも分かりません。

久しぶりに子供を連れて遊びに来たという彼に別れを告げ、残り30分を駆け足で下山。
c0136486_16513165.jpg

最後の鳥居を出たところで、振り返りサンバイザーを取り丁寧に一礼!
神の領域に勝手に入らせていただいたことと、無事に下山できたことのお礼を告げ、
今までに無いくらいのスピードで売店まで行き、冷たい冷たいスプライトを♪♪

スプライト・・・なんて爽やかな名前でしょう!
スプライト・・・なんて清清しい響きでしょう!!

紅葉の時期に、もう一度思い知らされた後のスプライトをしようと思うのでした!!

      おわり
[PR]
by summerdun | 2014-08-07 17:07 | 風景・雲・空・やま