先週の30cm越えの大雪の余韻が残る秩父の山々。
ここ数日の春を思わせるポカポカ陽気ではあるが、竿を持って川歩きをするまでの
最初の一歩がなかなか踏み出せないでいる・・・。
とにかく雪代が酷くて、大増水しているのだ。
それでも、散歩がてら比較的影響の少なさそうな里川を選んで車を走らせるが
なかなか思うようにはいかず、結局川に降り立った時には午後の1時をまわっていた・・・。
毎年この時期には、成魚放流の魚が主体になるのだが、通常の3倍の水量・・・
まず、釣れれば善しとしたい♪
そんな予想と裏腹に、手のひらサイズではあるが綺麗な年越しのヤマメが
面白いように釣れてくる。
まだまだ餌をとるのが下手な様子で、何度も何度もすっぽ抜けしてしまうのも
毎年この時期の恒例行事のような・・・。
さびの残る、そしてきめ細かなお肌の秩父ヤマメ達の元気な姿を確認でき
今年はちょっと早めな秩父釣行スタートです!
西日が左の頬をヒリヒリさせるまで、夢中で数時間・・・
あれだけ解禁後数日賑わっていたこの川だが、一人も釣り人を見なかった。
さて!?
確かに十数匹ヤマメを釣ったが、一匹も成魚放流の魚を釣らなかった事に後で気づく。
私も組合員なので、放流量と放流日は知っているものの・・・、全部釣られてしまったのだろうか!??
大岩の巻き返し、ひらき、堰堤脇のプール・・・、
全てに10cmくらいの去年放たれてであろう稚魚の姿は無数に確認できるが
成魚放流らしき魚の姿は皆無・・・。
他の河川がどうなっているのか気になるところだが、これだけ鰭ピンのヤマメが
沢山釣れる川も秩父では少ないので、それはそれで ホッ!! としているのであります。
「山吹が咲くまで、毛鉤は無理だよ!!」
そんな爺さん釣り氏の意見も、年々通じなくなっている気候の変動!
雪代の冷たい水が、妙に生暖かく感じる3月中旬であります・・・(汗)