昨日、朝の新聞で植村秀さんが亡くなられた事を知る。
また一つの歴史が幕を下ろした事になる。
本当に、悲しい事である・・・。
1950年代半ばにアメリカに渡り、ハリウッド映画界で活躍をする。
シャーリー・マクレーンや、フランク・シナトラのメークを担当。
その後東京に戻り、1967年にシュウ ウエムラ化粧品を設立し
化粧品事業に乗り出す。
僕自身が、シュウ ウエムラ メイク・スクールを卒業したのは、もう19年前になるだろうか!?
学費を稼ぐために、かなりのハードワークをし、週に一度の休みはメイク・スクールへと、
今では考えられないほど、美容とメイクに興味があった時期だったようにも思います。
学び方を教わり、若い自分ではあるが一人のアーティストとして初めて認めてもらえたのも
このスクールだったようにも思います。
卒業後、スタッフとしてスクールに残るよう説得されましたが、いずれ日本を離れて
仕事をしたい事を告げ後にしたのですが・・・、
今思うと、数年間でもいいからスクールに残り、プロのメイキャップ・アーティストとして
実績を積むことも選択の一つだったようにも思い、悔いが残ります。
現在、沢山のメイク・アーティストがTVにも出ていますが、その第一人者は
やっぱり、植村秀さんになることでしょう。
このスクールでメイクを学び、色の楽しさを教えていただき、分析力・練磨 反復する心を
学んだ事は、僕の財産になっております。
秀さん、ありがとうございました。
心から、ご冥福を祈ります。